外国人のための日本語講座(2)

今日は括弧()の使い方について勉強しましょう。
何かの語の後に、括弧付きで何かが書いてある場合は、その前の語に対する付加情報を表しています。

例えば、「山田太郎(30才)」ならば、山田太郎さんは30歳であることを表していると考えられます。年齢の場合は、「山田太郎(30)」のように「才」が省略される場合もあります。「山田太郎(大阪)」ならば、山田太郎さんが大阪出身であるか大阪在住であるかを表していると考えられます。もし、国体の選手であれば、大阪府の代表であると考えて間違いありません。「山田太郎(秘書)」であれば、山田太郎さんの職業が秘書であるということでしょう。「山田太郎(ドラム)」なら、山田太郎さんはドラム担当です。

人以外でもいろいろと使われます。「0120-XX-XXXX(代表)」なら、この電話番号は代表番号であるということです。「括弧(かっこ)」は漢字に対する読み仮名を表しています。「国家官僚(エリート)」は、この文脈では国家官僚のことを特にエリートという意味で使っている、ということを表していると考えられます。

そろそろ飽きてきたのでやめますが、今日学んだことは非常に便利なものでありますので、日常で実際に使ってみると同時に、ぜひ、あなたの彼(女)にも教えてあげましょう。

では、また次回お会いしましょう。