賭けをするとする。賭けの時に選べる選択肢がいくつかあるとして、それぞれの期待値を求めることによって、どの選択肢が得でどの選択肢が損かということが判断できる。普通の賭けであれば、ある選択肢を選べば必ず得をするということはない。しかし、そうでない場合もある。

典型的な例は、存在するかどうか分からないものが存在するかどうか、という場合である。例えば、「ツチノコ」や「ネッシー」が存在するかどうか、である。いないことを証明することは非常に難しく、そもそも誰も証明しようとはしないので、とりあえずは「存在する」に賭けておく方がよい。そういうのを探そうとする人はなぜかいっぱいいるので、陰ながら応援しておけばよい。

もう一つの例は、お題が「1999年に大魔王がやってきて世界が滅びるかどうか」などという場合である。何も考えずに、「滅びない」に賭けた方がよい。なぜなら、既に過去の話で、滅んでないから、というのは文脈からして間違ってますよ。

終わりですか。そうですか。