マンホールの蓋が丸い本当の理由

昔、イギリスの田舎町であったお話です。その頃は、自動車がまだ無く、馬車が重要な交通手段でした。ある時、ある貴族とその息子たちが馬車で遊猟へ出かけました。狩りを楽しんだあとの夕刻の帰り道のこと、たまたまその田舎町を通っているときに、貴族たちの乗っていた馬車の車輪の一つが突然壊れてしまいました。その町から貴族の住む城へはまだ遠かったため、貴族は町の衆に車輪を直すように命じました。しかし、そんな田舎町では技術者がおらず、誰もどうすることもできませんでした。日はどんどん落ちてゆき、貴族も困り果てていたときのことでした。ふと見ると、地面に丸いものが落ちていました。よく見ると、道路のそこかしこに点々と丸いものが落ちています。そうです。マンホールです。なんと、この田舎町には下水道が整備されていたのです。下水道など知らない貴族は、マンホールに興味を持ちました。そして、ひとつのマンホールの上に乗ったのです。

1...

2...

3!!!

そうです。貴族は、マンホールの上に3秒間留まってしまったのです。彼は、ちょうど今の東京都練馬区と埼玉県の境界あたりの町にワープしてしまいました。

おしまい。

というわけで、答えは、「宇宙の法則により蓋が丸い方がワープ効率が良いから」です。